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執筆者紹介


渡邉俊幸(わたなべとしゆき)
気象とコミュニケーションデザイン代表/気象予報士
オランダ・ロッテルダム在住

2000年、実家のある愛知県旧西枇杷島町(現在の清須市)が東海豪雨に伴う洪水により被災。翌年4月より旧西枇杷島町の防災担当として気象情報等を利用した避難勧告の基準作りやハザードマップの公表等に関わる。2005年に民間気象会社ウェザーニューズに移り、気象情報を発表・伝達する側として全国各地の自治体や道路管理者向けに防災気象情報を提供。その後、民間シンクタンクに移り、研究員として地域コミュニティでの環境・まちづくりの事業などに取り組む。2013年、伊藤国際教育交流財団の第23期奨学生としてクイーンズランド州立大学(オーストラリア)の修士課程に留学。「リアルタイム気象情報の有効利用に向けたキャパシティビルディングのあり方」をテーマに研究を行う。大学院での学業の傍ら、気象災害対策や温暖化対策に取り組む国際NGOにインターンとして従事。2014年からはオランダのロッテルダムを拠点に、欧州の水害対策について研究と情報発信の他、気象情報の有効利用に向けた独自のツールの作成、日本からの視察対応及びオランダ現地企業への気象関係のコンサルティング等を実施。気象情報の利用者・発信者としての職務経験や学識経験が評価され、2017年から2018年にかけて世界銀行防災グローバル・ファシリティ(GFDRR)のシニア防災コンサルタントとしてエチオピアの気象・水文・防災プロジェクトの案件形成に従事。日本の知見を生かした提案をエチオピア政府防災局に対して行った。1977年生まれ。気象予報士。

≪略歴≫
20009月 
実家のある愛知県旧西枇杷島町(現在の清須市)が東海豪雨に伴う洪水により被災

20014月 

国際基督教大学教養学部教育学科卒業後、西枇杷島町役場の防災担当として被災自治体の防災まちづくりを担当。「西枇杷島町災害に備えるハザードブック」の作成の他、群馬大学片田研究室と共同で防災意識調査などを企画・実施

20054月 

株式会社ウェザーニューズにて、市区町村の気象災害リスクを分析し、豪雨発生時の組織対応のガイドラインを作成。また、全国の自治体や道路管理者向けにそれぞれのリスクに応じた防災気象情報を提供

20072月 

民間シンクタンク・株式会社ダイナックス都市環境研究所の研究員として、環境省が実施するオゾン層保護に関する調査や自治体等の環境政策立案、まちづくり、合意形成などに関するプロジェクトワークショップを企画・運営

20132月 

伊藤国際教育交流財団(こちら)の第23期奨学生としてオーストラリアのブリスベンにあるクイーンズランド州立大学の修士課程(Master of Communication for Social Change)に留学。水害発生時における気象情報の利用形態についてオーストラリア・クイーンズランド州の水害事例をもとに研究(奨学金支給団体に提出した研究レポートはこちら

20144月 

気象災害の低減に取り組むオーストラリアのNGOGreen Cross Australiaにてインターン。サイクロンによる高潮被害等を想定し、州政府大臣や市長、各種専門家、地域住民等が意見交換をするTownsville Cyclone Hypotheticalを気象面から監修。その他、南オーストラリア州やビクトリア州の自治体の災害履歴と気象状況について調査するとともに、オーストラリア気象庁(BOM)長官とGreen Cross Australiaの連携交渉に同席

2014年5月
ゴールドコーストで開催されたThe Australian & New Zealand Disaster and Emergency Management Conferenceに参加

2014年7月

オーストラリアのクイーンズランド州立大学を卒業後、日本に一時帰国

20148月 

オランダに渡航し、Weather Plus Communication Design設立準備

2014年10月

オランダ・デルフト市にあるUNESCO-IHE Institute for Water Educationにて開催されたMini seminar: New approaches in Disaster Managementに参加

201411月 
Weather Plus Communication Design設立

2015年1月

日本の気象行政及び民間気象情報会社の動き等について、途上国の気象行政の支援に取り組む世界銀行の日本人スタッフと意見交換

2015年2月
住民防災ツールのサンプル提供及び発売の開始
全国首長連携交流会/提言実践首長会で住民防災ツールの説明を実施

2015年7月
NTTデータ前社長山下徹氏のオランダ訪問に併せて意見交換を実施(詳細はこちら

2016年10月
フランス・リヨンで行われたFLOODrisk 2016: European Conference on Flood Risk Managementに参加(詳細はこちら

2017年10月
ロッテルダムで開催されたThe Resilient Cityに参加(詳細はこちら

2017年11月
ロッテルダムを拠点とする気象関係のスタートアップを対象にビジネスプランに関するコンサルティングを実施

2017年11月
エチオピアを対象とした世界銀行防災グローバル・ファシリティ(GFDRR)による気象・水文ミッションに、防災分野のスペシャリストとして参画。エチオピア政府当局との調整及び案件形成に従事

2018年5月
欧州コペルニクス計画のWater Management Workshop(ベルギー・ブリュッセル)に参加

2018年8月
気象庁元予報課長・元札幌管区気象台長の古川武彦氏(気象コンパス代表)と日本の防災行政や気象情報の利用状況について意見交換
株式会社ミーミルによるEXPERT RESEARCH(こちら)に防災・気象分野のエキスパートとして登録

2018年10月
Nederlandse Vereniging voor Afrika Studies‎主催のNVAS Afrikadag 2018に参加

2019年6月
防災情報の利用についてまとめた情報サイト「渡邉俊幸の防災情報利用術」の開設(こちら

2019年11月
危機管理とBCPの専門メディアである「リスク対策.com」にて気象情報の利用に関する記事などの連載開始

2020年3月
在京のラジオ局J-WAVE TOKYO MORNING RADIOに音声出演。オランダの水害対策事情について現地レポート

2020年7月
危機管理とBCPの専門メディアである「リスク対策.com」主催の危機管理担当者向け風水害対策レベルアップセミナー「台風や豪雨に対する避難行動を従業員に促す際の注意点」に講師として参加(オンラインによる実施。詳しい内容はこちら)。

2020年9月
東京都港区防災課主催による防災基礎講座「気象災害から身を守るために〜気象情報の活用術〜」に講師として参加(オンラインによる実施。詳しい内容はこちら)。

2020年10月
危機管理とBCPの専門メディアである「リスク対策.com」主催の危機管理担当者向け「気象情報活用レベルアップセミナー」に講師として参加(オンラインによる実施。詳しい内容はこちら)。

≪職務経歴≫
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